過去の思い出が蘇る
この時期だから家に篭っているのだけど、そうすると運動不足になるから散歩に行った。
昔通っていた中学校の周り、通学路として歩いていた道を歩いてみた。
たくさん新しい家ができていたり、前よりも道が小さく思えたり。。
でも昔の記憶はちゃんと蘇ってきて、
道に同級生が歩いている姿が思い出されたり、
校庭を見て、体育祭の時はここでこんな感じでやってたなぁーなどと、昔そこにいた人たちのことを鮮明に思い出していた。
友達とあの辺であのことで盛り上がっていたなぁとか、好きだった先輩がグラウンドにいたよなぁとか、
イメージとしてちゃんと思い出した。
自分から思い出そうとしなくとも、その記憶に結びついたことをすると自然とこんなにも鮮明に思い出せるんだなぁとびっくり。
昔勉強したプレハブ校舎も今はなくなってた。
過去に絶対に人々が生活していた場所なのに、何年も経つとその面影がない、ってこういう感じだなぁと。
歴史も、『前ここに◯◯があったなんてほんとなのかな、後から作った話じゃないのかな?』みたいに疑っていたところがあるけれど、
疑うのは簡単だけど、事実として存在していたことはたしかなものはたしかで、、でもそれってとても儚い。
そこに存在していた時間に由来するもので、
後からは如何様にも捉えられることができるものだなと。そこに本当にそれが存在していた、という記録があっても、当時そこにいた人たちにしかわからないものがあるんだよなぁ。あとからいくらでも、捏造、想像、etcできるものだし、そうしたとしても現実感はやはり現実であった時と比較すると薄れてしまう。
そう思うと、思い出として後から振り返ると「現在」は良いものになっているんだろうとおもっても、振り返って思い出すころには、きっと「現在」にある新鮮さも些細な感覚も無くなってしまう。
だから、「今」は「今」が一番の旬であると思った。
その瞬間その瞬間を、もっと大事にしていきたいな。
例えば、思い出として振り返るためにたくさんの写真を撮るのに没頭するんじゃなくて、
その時にしか味わえない感覚を、目一杯味わっていきたい。